静かに扉が開く。 「……………」 「…享也っ!!」 一番に篠沢享也の名前をあげたのは、雷樹だった。 聞くと、篠沢享也と雷樹は、一番仲良かったらしい。 「……ま、これで全員だ。早いとこレストラン行かねーと、この季節だ、とられる」 珍しく麗央がみんなをまとめる。 あたし達は、早速レストランへ急いだ。