「大変だなお前…」
山内先生がちょっとひきつった顔あたしを見た。
『いいです…勉強ついていけなくなったら塾行くんで…』
あたしがそう言うと、山内先生はふーん…と相づちをうった。
「よし…じゃあ、数学やろうか…。とりあえず、xとyの公式についてだが…」
『んー…』
―――50分後…。
ピーンポーンパーンポーン…。
『あ!チャイム』
あたしが言ったと同時に、雷樹が立ち上がった。
「よしっ☆センセ、もう終わりでいい?」
「んー…まぁ、いいか」
山内先生も立ち上がり…。
「はい休み時間な♪次は多分科学だろ。頑張れよ」
そう言って立ち去った。