あら?…ちょっと待って。
『お腹痛いんだよね?』
改めて聞きなおす。
「ん?…ああ。そうか。腹痛いんだった」
…えー…

『じ…じゃあ、休んでどうぞ。あたし、授業あるから…』
「ん…わかった」
本当にこの人お腹痛いのかな?

疑問に思いながらも、あたしは授業に戻った。