『嘘…………』
「嘘じゃないよ。証拠はこれ」

もう一度写真をひらつかせる。

『わかってるっつの…』
「でしょ?今日の放課後、また数学準備室で」

そう言って篠沢享也は、仲間の元へ消えた。

『最悪…………』

でもまさか、思ってもみない事が起こるなんて……この時は、予想もしてなくて、ただただ、自分を責めているだけだったんだ。