翌朝。 『行ってきまーす…』 昨日奏太くんが聞いてくれたから、少し気が楽になった。 そして、学校に向かう。 「唯ちゃん、おはようっ」 学校につくと、なぜだか変な笑みを浮かべる篠沢享也。 『な…、何よっ…気持ち悪い』 「ひどいねー…昨日の事は忘れちゃったの?」 『え………』 篠沢享也が1枚の写真を見せた。まぎれもなく、それは昨日の放課後の蓮斗とあたし。 「ま、忘れたとは言わせないけどねー…」