内緒の保健室



――――…
―――…
――…

「へー…唯って言うんだ?」
『はい…』
「しかも俺と同い年じゃん」
『…はい』
「学校は?」

レストランに入り、質問ばかりされるあたし。
学校を聞かれた時は少しひるんだ。

『理由があって、男子校にいるんです。青銅に…』
「えっ………」

彼は少しびっくりしていたけど、すぐにそのトロンとした目を細め、ほほえんだ。

「懐かしいなー…青銅男子」

確実に過去の記憶を思い出している顔で。

『あのー…何かあったんですか?』

聞いてみる事にした。