『蓮斗ーっおはようっ』
「…はよ」
『じゃー、行こっ?』
「…あぁ」

遊園地まで、電車を使い、それから歩いて15分。



『やっと着いたねー』
遊園地につくころは、もう人がたくさんで…。
『ね、何乗りたい?』
「お前の好きでいいけど?俺、どれでも普通にいけるし」

『んー…じゃぁ、とことん絶叫でいきますかっ』

そう…あたしが言ってから、2時間後…。


『ぎ…気持ち悪いぃー…』
「無理して乗るからだバカ」
お見事にあたしはリタイア。

「しょうがねぇな…」
『…………』
「待ってろ」
『え……』
「飲み物…買ってくっから」
『あ…ありがと…っ』

あたしは申し訳なく思いながら、自動販売機に急ぐ蓮斗の後ろ姿を見送った。