「はい、取れたよ」
『え?いいの?』
1回で取れちゃうなんて…思ってなかった。
「唯りんへ♪あげるから」
『…ありがとうっ』
涙が出そうになったけど、必死にこらえて頑張った。
「…唯」
いきなり麗央があたしに、小さな箱を差し出した。
「あー!麗央のバカ!それは3人で買ったんだよ!?」
「そうだぞ麗央。お前さりげなく渡すのずるいから」
雷樹と結城が何故か文句を言う。
「いいだろ別に。…唯、開けて」
『え?あ、うん』
その小さな箱を開けると…。
『……っ!!!!』
「それ、俺ら3人から」
ブランド品でとても有名な、高級なネックレス。

