「橋野…唯…」
『あのー…』
一体なんなんだっ!!!!!!!!!!
「あ、ごめん。じゃ、授業頑張ってね」
『あなたは…?』
篠沢享也がむかってるのは、教室へ行く階段から正反対。
「…俺は久しぶりのサボり」
そう言って篠沢享也は、どこかへ行ってしまった。
『なんだったんだろう…?』

篠沢…享也。
なんとなく嫌な予感がしたんだ。悪い人ではなさそうなのに。
金髪…王子…。
彼は一体…何者?