カオルは2人を追いかけた。すると、いきなり空間が変わった。目の前に赤い髪の毛で小さな女の子が立って2つの道を開いた。クルコ「私の名前は、クルコ。恋愛に悩む人達の前に現れます。あなたが追ってきた女性はこのどちらかに行ったわ。さぁ、あなたはどちらへ行く?選ばなかった道はふさぎます。一生会えないでしょう。」カオル「どちらかと一生会えないんだよな…。」クルコ「早く選びなさい。左へ行く?右へ行く?」カオルは右の道を選択して進んだ。左の道は閉じられた。右の道を進むとたくさんの花畑があった。そこに女の子が座っていた。カオル「クロス?吹雪?」女の子は振り向いた。吹雪がいた。吹雪「カオル!」カオル「吹雪…。」吹雪はカオルを抱きしめた。吹雪「心配しないで、クロスさんもいるよ。」後ろからクロスはカオルを抱きしめた。クロス「カオル…。」カオル「クロス…。ごめんな。俺、本当にクロスだけが好きなんだ。」クロス「うん…。」吹雪「私の気持ちはどうなるの。結婚の事、両親に言ったのよ…。式場も予約してあるのに…。私が先にカオルと結婚の約束したのに破る気?」吹雪はそのまま走って居なくなった。クロス「カオル…。私は、カオルが好きよ。でも、結婚の約束してる女の子が居たなんて知らなかった。吹雪ちゃんは小さい頃から好きだったみたいだし、私を選んでくれたのは嬉しいけど複雑だよ。」クロスは歩いて行ってしまった。カオル「クロス…。吹雪…。」クルコの声が聞こえた。クルコ「そこのお兄さん。あなたが本当に好きなのは、クロスさんでしょ?じゃ何で悩む訳?吹雪さんは小さい頃から好きだったみたいだけど、吹雪さんの気持ちはどうするの?」カオル「それは…。」クルコ「お兄さんに。あなたが選ばなかった左の道は、動化家みんなが入ったわ。この道を作るには大きな代償がいるからね。あなたは女の子を選んだ。代償はこの世から消えたわ。」カオル「みんなを消したのか?」クルコ「ちょっと冒険してみない?あなたが左の道へ進み、動化家のみんなを探す旅に出る。おのずと、今1番大事なのは何かが分かるはずよ?やってみたい?」カオル「みんなを巻き沿いにしたのは俺だ…。助けたい。」クルコがカオルの前に現れた。クルコ「この世から消えた左の道を開け!」すると、さっきの道にいた。クルコ「さぁ、左の道へ行きなさい。時間はかけてもいい。」カオル「はい。」カオルは左の道へ入って行った。