つまらない話だなんて なんて失礼な奴なんだ 俺は。 “彼女こそ本物の音楽家” 本能の自我が 同時に容認する。 柊荘司にとってそれは ミラクルなことだった。 この世界に人間の特性を 雌雄する者がいたのなら よっぽどケチな野郎だ。