「柊君……っ。 今日の放課後、 空いて…る?」 「岬…? 空いてるけど……おまえ…」 大丈夫なのかよ体。 聞こうとして、口を開いた。 「良かった! 私の家、 寄ってってくれない? ピアノ聴いてもらいたくて」