二人は時計に 見向きもしない。 見ているとすれば 鍵盤と譜面ぐらいだ。 その譜面は本当は もう覚えてしまっているもの。 当初の優しさは どこへ行ったのか わからないが 今の柊荘司は“鬼”が ついているのだけがわかる。