I can …



二人は時計に
見向きもしない。


見ているとすれば
鍵盤と譜面ぐらいだ。


その譜面は本当は
もう覚えてしまっているもの。


当初の優しさは
どこへ行ったのか
わからないが
今の柊荘司は“鬼”が
ついているのだけがわかる。