俺は、ずっと好きだった。


愛してた。




―――――…




「はっ、…くっ!」


脇腹に矢が刺さって
血と共に流れていく命。



俺は、ここで終わり。

幾多の屍に埋もれて死ぬ。



できるなら、最期



「太一さん!」



言いたかったんだ。

もう伝えたけれども





「…愛してる。」




キミに送る最期の言葉は

俺が喋る最期の言葉は




キミへの想いにしたかった。


愛してる。