夏休みも終わり二学期が始まった。



あれ依頼、佳奈とは話していない。



時折私を不満そうに睨んでいる。



顔のことだろう。



ボスにぐちゃぐちゃにしろと言ったのに守られていないことに苛立っているのだろう。




放課後になり、靴箱にむかうとき空き教室から声がした。



「どういうつもりよ」



紛れもなく佳奈の声だ。



「きちんと、やりましたよ。姉サン」



ボスと話していることがわかった。