もう好きにしてって思った。




そんな私に、ボスが眉間にしわを寄せて、


「つまんねーな」


と、呟いた。



だけど、行為をやめる事はなかった。



とても、佳奈に忠実なんだなぁと今おかれてる自分の事なんか忘れて思った。



「…そろそろお開きにすっか」



ボスの言葉にみんなが頷いた。



もう、辺りは暗いはず。



だって、窓の光が無くなっていたから。



「じゃあ帰るか」



そう言って、ボスとその仲間は去ろうと私の横を通り過ぎた。



「まって」