水嶋が出ていって一週間が経った。



あれから、学校でしか水嶋をみない。



学校に行っても一言も喋らず、目もあわせない。



相変わらず、佳奈は幸せそうだった。



とても、胸が痛かった。



そして、夏休み。



「この曲いってみよー」


私の言葉におーっと盛り上がった。



「ユウ歌うまいッ」



明美が私を褒めた。



「みんなとカラオケって久しぶりだよねー」


私の言葉にみんなは頷いた。



そうなのだ。


今は、族のみんなとカラオケを満喫中。