そんな彼女との出来事が、自身の中ではどことなく楽しみとなっている。
「この幸せ者めぇ!」
蓮が俺の背中に飛び乗る。
「ちょっ、お前……重いって! それに汗臭い!」
「それはお互い様だろ!?」
確かに、俺の体も汗でいっぱいだ。
それにしても最近、俺に対する蓮のスキンシップが、日を増す毎に激しくなっている様な気がする。
気のせいなら良いのだけれど。
教室に入ると、やはり蓮と俺以外には誰もいない。
まだ登校には随分と早い時間だから、当然か。
「あ」
蓮が何か思い立った様な声を上げる。
「どうした?」
「これ」
彼が見ていたのは、後ろ黒板に貼り付けられている文化祭のポスターだ。
「もう、こんな時期が来たんだな」
文化祭が始まる次期。
それは、部活内で三年生が引退する時期でもある。
この時期が来る頃には、一軍入り確定の俺達は、より練習に励んでいるのだろう。
三年生がいなくなる。
部活内で優位な立場に立てる事を嬉しく思いつつも、そんな自分達をどことなく不安に感じていた。
そんな時期が近付いているからだろうか。
俺のクラスでは、朝のホームルームで文化祭の話し合いが行われた。
委員長が黒板に、クラスで可能な出し物を書き込む。
「これが、うちのクラスで出来る出し物なんだけど、皆はこの中で何が良い?」
黒板には右から、演劇、合唱、ダンスと書かれている。
こうして見ると、小学校の御遊戯会と何ら変わりない。
まあ、中学二年生の文化祭なんて、こんな物だろう。
「合唱で良くね?」
「たしかに、演劇は台本とか面倒だし」
「ダンスとか普通に無理」
個人が何かをしなくても、物事は勝手に進んで行く。
それが学級活動だ。
クラス委員長が、度々出される意見を聞き、結論に持ち込む。
「じゃあ、順番に聞いて行くね。まず、クラス合唱が良い人、手を上げて」
「この幸せ者めぇ!」
蓮が俺の背中に飛び乗る。
「ちょっ、お前……重いって! それに汗臭い!」
「それはお互い様だろ!?」
確かに、俺の体も汗でいっぱいだ。
それにしても最近、俺に対する蓮のスキンシップが、日を増す毎に激しくなっている様な気がする。
気のせいなら良いのだけれど。
教室に入ると、やはり蓮と俺以外には誰もいない。
まだ登校には随分と早い時間だから、当然か。
「あ」
蓮が何か思い立った様な声を上げる。
「どうした?」
「これ」
彼が見ていたのは、後ろ黒板に貼り付けられている文化祭のポスターだ。
「もう、こんな時期が来たんだな」
文化祭が始まる次期。
それは、部活内で三年生が引退する時期でもある。
この時期が来る頃には、一軍入り確定の俺達は、より練習に励んでいるのだろう。
三年生がいなくなる。
部活内で優位な立場に立てる事を嬉しく思いつつも、そんな自分達をどことなく不安に感じていた。
そんな時期が近付いているからだろうか。
俺のクラスでは、朝のホームルームで文化祭の話し合いが行われた。
委員長が黒板に、クラスで可能な出し物を書き込む。
「これが、うちのクラスで出来る出し物なんだけど、皆はこの中で何が良い?」
黒板には右から、演劇、合唱、ダンスと書かれている。
こうして見ると、小学校の御遊戯会と何ら変わりない。
まあ、中学二年生の文化祭なんて、こんな物だろう。
「合唱で良くね?」
「たしかに、演劇は台本とか面倒だし」
「ダンスとか普通に無理」
個人が何かをしなくても、物事は勝手に進んで行く。
それが学級活動だ。
クラス委員長が、度々出される意見を聞き、結論に持ち込む。
「じゃあ、順番に聞いて行くね。まず、クラス合唱が良い人、手を上げて」

