あたしは、教室に戻ると田中君に声を掛け


「あのさ、晴樹は田中君を助けようと思ってたらしいよ。だから、勘違いしてるならそれ、誤解だから。」


 と伝えた。


 すると


「あ、そうだったんですね・・・・・。わかりました。」


 と田中君は一言、言い、黙ってしまった。


 ま、いいや。


 これで、あたしの仕事は終わりっ!!












 授業を受け続け、やっと、昼食の時間になった。


「亜衣莉ぃ~、ご飯食べよーっ」


 と亜衣莉に言った時だった。


「「「キャーーーーッ!!!!!」」」


 という大きな歓声が教室のドアから聞こえた。


 ドアの方を見ると女子が何かを目の前にし目をハートにしていた。