恋の一方通行






えっ…



「一目惚れってやつかな…

見た瞬間気付いたら好きだった」



『そんな…遥斗』


「そんな苦しい恋しなくていいんだよ?

恋ってすごく楽しいハズなのに…」

『でも、私…まだ好き…』

「悠稀!!!」

ビクッ


いきなり遥斗が大声を出した


『どうしたの…?』


「悠稀……?」



襖の奥から声がした気がした




ガラッ




気づくと目の前に隼人が立っていた