「ちょっと待って」 勇気を振り絞って・・・・・・ キミの腕をつかんだ。 俺にこんな勇気があるなんて。 「何?」 振り向いたキミと 目が合った。 好きだな。 本当に。 キミのことが。 「誤解だから。俺、彼女いないから」 「そうなの?」 くりくりした目がかわいい。 本当にあの頃のままだ。 「勝手に噂流されただけなんだ」 「そうなんだ。付き合ってるのかと思ってた」 なんだよ。 ほっとしたような顔してさ。 期待しちゃうじゃん。