でも、もうあたしは大丈夫。 あたしにはみんながいるから。 龍二さんに愛を貰えたから。 あたしは大丈夫。 泣くな。 まだ泣けない。 龍二さんが見ているうちは、 笑顔でいる。 「…龍二さん…本当にありがとね…」 車に乗る直前、 あたしは龍二さんにそういうとキスをした。