ヤクザに愛された女 弐



「…目ぇつぶれ」


ゆっくりとキスされ耳元でそういわれた。


「………」


あたしはそれに従い目をゆっくりと閉じると…


「…ッッ!!」


左手に感じる冷たい感覚…


「…開けていいぞ」


龍二さんのその言葉に、
あたしは弾けたように龍二さんに抱きついた。