ヤクザに愛された女 弐



天使の様に笑う彼女の後ろに、


恐ろしい悪魔が見え隠れしているようにみえるのはあたしだけなんだろうか。


「久しぶりです。」


だからあたしは、
まゆにそう挨拶をしてそそくさと自分の部屋に戻った。


顔なんて見たくない。


あんなに、


綺麗にわらう悪魔を、


見たくない。