ヤクザに愛された女 弐



一人で指輪を見ながら
ニヤけているあたしをみて


じゃっかん、いや
だいぶ引いている勇気がいた。


「今、見てないよね?」


「え?」


「見てないよね?」


「…僕はなにもしりません。」


ブラックオーラをだすあたしに
勇気は引きつった笑みで
あたしにそう答えてくれた。


「そうだよねー。で?どうしたの?」


「あー嫌、若頭、今日、
組長と仕事なんですけど…」


「………」


ヤバい。


「すっかり忘れてた」


「へ?」


「りゅーじー!!」