ヤクザに愛された女 弐



あの事件から


四年。


あたしも龍二さんも
二十歳になった。


そして一年前。


あたし達の天使も生まれた。


太陽の日差しで明るい
廊下を歩きながら
あたしは


左手の薬指にはまる
結婚指輪をみた。


「ふふふ」


またひとりでニヤけてみる。


「梨華ちゃん…」


そんな声が聞こえて顔を
上げてみると、


「げっ…勇気…」