「あぁ。」 そういうと龍二さんは 持っていた花束を置き、 線香を付けると静かに 話し出した。 「神田さん。 俺、龍二っていいます。 今日は挨拶にきました。 梨華を、一生守ります。 梨華を、俺にください。」 最初にそんな事言ってたっけ? 後半は、 あたしは号泣していて、 龍二さんが何を言ってるか わかんなかった。 だけど、 「お父さん!!あたし、 龍二さんと幸せになるね? お父さんの事好きだけど、 お父さんより好きな龍二さんと 幸せになるね?」 夢中で叫んでいた。