ヤクザに愛された女 弐



「あぁ。」


そういうと龍二さんは
持っていた花束を置き、


線香を付けると静かに
話し出した。


「神田さん。
俺、龍二っていいます。
今日は挨拶にきました。
梨華を、一生守ります。
梨華を、俺にください。」


最初にそんな事言ってたっけ?


後半は、
あたしは号泣していて、
龍二さんが何を言ってるか
わかんなかった。


だけど、


「お父さん!!あたし、
龍二さんと幸せになるね?
お父さんの事好きだけど、
お父さんより好きな龍二さんと
幸せになるね?」


夢中で叫んでいた。