ヤクザに愛された女 弐



しばらくして付いた場所は、


あたしの全く知らない町。


ただわかる事は、


龍二さんが住むあの町よりも
ガラが悪い事。


ここにいる人、町は朝も昼も夜も
関係ないみたいな感じ。


「ここがまゆの家?」


「小さいとか言わないでよ?
あたし一人で住んでんだから。」


「え?」


バイクを片付けながら喋るまゆを
あたしは視界に入れた。


小さいなんて言葉は程遠い
大きなマンション。


「なによ?早くはいんなさいよ」


いまだに唖然とまゆとマンションを
交互にみているあたしにまゆは
迷惑そうに見ながら


オートロックの鍵を開けていた。