「ただいまぁ!!麗奈さーん!!」 さすがに拓也さん本人に 聞く勇気がないあたしは、 家に帰ると重たいカバンを 引きずりながら麗奈さんに駆け寄った。 「おかえり。どうしたの?その荷物…」 麗奈さんはあたしのカバンを見るなり、 わかりやすく目を見開き驚いていて、 「ちょっとみてもらいたいんですけど…」 とカバンを抱えながら言ってみた。 「いいわよ?梨華ちゃんの部屋行こうか。」