ヤクザに愛された女 弐



「ただいまぁ!!麗奈さーん!!」


さすがに拓也さん本人に
聞く勇気がないあたしは、


家に帰ると重たいカバンを
引きずりながら麗奈さんに駆け寄った。


「おかえり。どうしたの?その荷物…」


麗奈さんはあたしのカバンを見るなり、


わかりやすく目を見開き驚いていて、


「ちょっとみてもらいたいんですけど…」


とカバンを抱えながら言ってみた。


「いいわよ?梨華ちゃんの部屋行こうか。」