カバンの中身は物凄く重く、 変な格好で玄関から出ると 龍二さんが居て、 「ナニしてる」 龍二さんの鋭い視線があたしを貫いた。 「ちょっと思い出を…」 なんて苦笑い気味に言ったら龍二さんは これでもかって位、 あたしを睨みつける始末。 まぁしょうがない。 「龍二さん…海皇初代総長さんの事、 詳しくしってる?」 一応話を逸らしてみた。