ヤクザに愛された女 弐



「あっ!!梨華!おはよー。
海斗くん?大丈夫だったの?」


あの日、一緒に見ていたあゆは塊皇の
下っ端に送ってもらい何も知らない。


「うん。海斗は一応目を覚まして
今日普通病棟に移るらしいの」


あたしが喋りだすと、
それこそ五月蝿かった今日は、


お通夜のように静かになった。


多分みんなにはもう回っているはずだ。


あれだけ大きなチームの、


ましてや繁華街で起きた騒動が、


みんなが知らない訳がない。