「………」
そしてやっと龍二さんの唇が離れて呼吸を整えてると、
龍二さんの口元はあたしの耳に近づけて、
「痴女」
低く甘く楽しそうな声で
そう呟いた。
「………」
その言葉にあたしの思考は一瞬停止して…
「それ、彼女に言う言葉?」
思考が再開した時にはあたしは龍二さんから顔を逸らしそう返した。
たしかに?
小鳥キッスしたいって思っちゃったし?
痴女かもしんないけど、
それ本人に言うか?
あたし彼女だよ?
「………」
そんなあたしを、
龍二さんが優しくみていたなんて、
あたしは気づかなかった。
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