それからもあたしは麗奈さんの腕でずっと泣いていて、 麗奈さんはずっとあたしをやさしく抱きしめてくれていた。 「梨華のせいじゃないよ」 とか 「よく頑張ったね」 とかあたしを慰めてくれた。 何時間たったのだろう。 本当は何十分しかたっていないのかもしれない。 でもそれくらい長く感じる時間は、 次第にみんなを沈黙させていた。 静かになった手術室の前は、 あたしのすすり泣く音がむなしく響くだけで… すごく長く感じられた。