ヤクザに愛された女 弐



「梨華さん?よかった起きたのね?」


ベッドから出ようと歩き始めた時、


一人のナースがあたしに喋りかけてきた。


でも今はそんな事考えられない。


今はただひたすら海斗。

それしかなかった。


「か、海斗は?海斗はどこにいるんですかッッ!!」


涙が溢れながら聞くあたしはきっと酷いありさま。


それでもいい。


「海斗?あぁ海斗くん?今手術中よ?ほらあなたも病室戻りなさい。点滴がまだあるの。その間に龍二も呼ぶから。」


ナースの龍二さんの呼び方に少しだけ違和感を感じながらも、


「嫌です!!海斗のとこに行かせてください!!」