ヤクザに愛された女 弐



あたしは落ちないように龍二さんにしっかりと捕まりながらも


右手だけを離し海斗に手を振った。


「良かったな!!真也の奴あいつ一人で車に居たのみたらまぢで笑えてくるぞ!!」


龍二さんとのバイクの距離を縮めた海斗が笑いながらあたしにそう教えてくれた。