「カステラどうですかぁ〜?」 あたしはひたすらその言葉を言い続けていた時、 「龍二ぃ〜カステラ食べたぁい!!」 聞いた事のある声が、 あたしの耳に届いた。 そして、 「あぁ…」 まわりが五月蝿いのに、 やけにはっきりと聞こえたその声、 あたしは、 「…ッッ…」 自然に隠れた。 「梨華ちゃん?どうしたの?」 そんなあたしを心配してくれる飯田さんに、 あたしは、 「ごめんなさい、ちょっと体調悪いんでトイレいってきます。」 といいあわててその場から離れた。