咲哉をみたら余計に涙が出て来た。 「ちょっ。お前何泣いてんの?!」 そう言って私の涙を拭く。 それが恥ずかしすぎて顔が赤くなる。 その場の空気を変えようと私は話題を持ち込んだ。 「咲哉。NightDanceは?」 自分自身、一番聞きたくない話だけど、つい聞いてしまった。 「Dance断ったよ。て言うかあの日、盗み聞きしたの鈴木だったんだ;;」 私は小さく頷く。 "断った"という言葉を聞いて安心した。 2人は付き合って無くて、私の勘違い… 良かった。