数分後。 咲哉のペースに合わせて歩くのに疲れてしまった。 足取りが重くなってしまう。 息が少し荒くなってしまう。 そのことに咲哉は気が付いているが ペースを落とさずスタスタと歩く。 コノ野郎~~ ホント血も涙も無い奴だなぁ。 確かに持たんくても良いって言ったのは私だけど。 ペースくらい落としてくれたって良いじゃんかよぉ‼ 心の中で愚痴をこぼす。 それに夢中で私は石につまずいてしまった。