あれから… 「花恋に作曲を頼んだ方が、気持ち込めて歌えるような気がしてさ」 って言われちゃった♪ いきなり、呼び捨てだし。照れる。 彼女という、自覚がない。 ましてや、相手が優星くんだなんて… 「私、彼女になったんだよね?」 「じゃあ、俺がオフの日にどこか行く?」 「行くッ!」 これは早速のデートのお誘い!? にやけます、私… 「もしかして、夢見てるとか思ってる?」 優星くんは、わたしに眩しい笑顔を向けた。 ドキドキ 「う、うん…」 私も笑顔を向ける。 「実は俺も…」 .