「か、花恋ちゃん…」
流星くんの顔色が悪い。
「僕、具合悪い。帰るね」
相当ショックだったのだろう。
「大丈夫?」
その質問の答えが、返ってくることはなかった。
私は会議室のドアをおもいっきり開けた。
「花恋ちゃん」
「花恋」
2人が同時に私を見る。
「私、3STARを裏切ったりなんかしないから!!絶対に」
「でも花恋ちゃん。向こうはほしいものの為なら、手段を選ばないんだよ?」
「花恋、無理すんな」
なんか、ムカついた。
失礼じゃない!?
「私は3STARが…頑張ってる3人が好きなの!!」
信じてた…笑顔になってくれるって…
「私の気持ち、勝手に決め付けて無視しないでよ…」
その時、会議室のドアが不気味な音を立てて開いた。
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