気がつくと、ベッドの上…
あれ…ここどこ!?
「おぃ!」
ん?
「大丈夫か?」
健人くん…
一瞬、優星くんを期待した私は本当にバカだ。
「ここは?」
「テレビ局の保健室」
そっか…
「で、俺様がお前を運んでやった」
「あ、ありがとう…」
「あぁ」
私、迷惑かけちゃった。
「ごめんな?」
え、何?
「優星は撮影だから…」
「なんで、謝るの?」
「だってお前…」
健人くんが言いかけたとき、保健室に先生が入ってきた。
「ちょっとー!あなたどうしたら、こうなっちゃうわけ?」
「はぃ?」
「疲労よ。ひ・ろ・う!」
疲労!?
「疲労が重なって、倒れたのよ」
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