「花恋おはよー」 瑠花は相変わらず、元気いっぱいだ。 「そのエネルギーどこからきてんの?」 「やだぁ〜、花恋。おばさんみたいなこと言って」 おばさんか… 私は大きな溜め息をついた。 「高校生なんだから、1日1日楽しく過ごさないと損だよ?」 そういえば、一週間を振り返ると… 登校→学校→下校→就寝 登校→学校→下校→就寝 って…同じことの、繰り返しじゃん… 優星に会う前って、こんなにもつまらない毎日だったっけ? 気が付けば、優星は私の中でかけがえのない存在になっていた。 .