｢ごめんな？花恋｣
ずっと会いたかった。
｢優星…｣
｢これからここでロケなんだ。それで偶然、健人と流星が花恋を見つけて…｣
そっか…
私は健人くんと流星くんにも支えられてるし、助けられてる。
｢翔くん、花恋は花恋なんです。だれも晴香さんの代わりになんか、なれない…｣
私の軽率な行動で、翔さんと優星の２人も傷つけた。
遠くから｢3STARの皆さんスタンバイお願いします｣と聞こえる。
｢すぐ終わるから、ここで待ってろ｣
そう言い残して、その場を立ち去った。
｢花恋ちゃん…本当にごめん｣
｢いぇ、私も…ごめんなさい｣
長く続く沈黙…
｢帰るぞ｣
優星…きっと、かなり怒ってる。
｢そういえば、携帯没収されたって…｣
｢没収!?｣
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