とうとう、やってきてしまった。
放課後が…
「あ〜ヤダヤダヤダ〜!!!」
「大丈夫。私もついて行ってあげるから」
瑠花はただ怒られる私より、新垣先生をみたいだけでしょ?
「大体さ、質問に答えられなかっただけで呼び出しなんてする?」
「う〜ん…花恋が他に何か問題起こしたんじゃないの?」
………。
問題…?
私と瑠花は、恐る恐る社会科準備室に入る。
「ここに座りなさい」
指示されたイスに、机を挟んで先生とは面と向き合うように座った。
「それと…桜井は帰りなさい」
「…はい」
瑠花は私に手を振って帰っていった。
瑠花ぁぁ〜
「金城」
突然の大きな声に、私はビクッとした。
「お前…学校休んでいる間、どこ行ってた?」
そう言って、机の上に差し出された私の生徒手帳。
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