「フッ…」
私が悩んでいたら、爽太くんが突然笑い出した。
「…冗談通じないとか、笑える」
からかわれた!?
「とにかく、翔も花恋ちゃんも帰れ…もう6時だぞ」
「はい…おじゃましました」
私と翔さんは追い出されるように、部屋を出た。
「あーぁ…追い出されちゃったね?」
優星の家は昴さんの隣、513号室。
やっぱり、隣の優星の部屋が気になる。
「あ、橋本…沙羅…」
「え?」
私は思わず聞き返した。
翔さんの目線の先には、スタイル抜群な女の子。
「え…なんで……?」
その女の子は、何故か優星の部屋である513号室に入って行く…
「帰ろう」
翔さんは私の腕を引っ張り、私の質問にも応じてくれなかった。
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