「Are two persons sweethearts?
They are a good couple.」
(2人は恋人?
とても、お似合いだよ)

「Bob,Stop the joke!」
(ボブ、冗談は止めて!)

母は、かなりイライラしていた。

「It is not a joke.」
(冗談じゃないよ)

どうしよう…

沈黙の中、突然優星は口を開いた。

「正直に言います。僕と花恋はお付き合いをさせていただいています」

優星には、英語が分からないように思えたけど、今回は分かったみたい。

「失礼します」

そこに、社長が来た。

「花恋ちゃんのお母様ですね?別室でお話しましょう」

社長と母は、部屋を後にした。

「Rika was worried about you also in the America.」
(理香はアメリカでも、あなたを心配していましたよ)

理香とは、私の母のこと。
ボブとは昔から仲が良いらしい。

「Is that right?」
(本当に?)

「Yes.You are the most important for Rika.」
(はい。理香にとって、あなたは最も大切な存在なんですよ)

大切にしているからと言って、私の『優星が好き』っていう気持ちを全て受け入れてくれる訳ではない。



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