「俺さ、決めたんだ。関東では標準語、関西では関西弁を使う区別をつけるって」
瑠花から、優星は関西でも活躍してるって聞いたことがある。
きっと、切り替えをしているのかも。
「じゃあ俺、帰る」
「え、帰っちゃうの?」
1秒でも長く、一緒にいたいよ。
「ごめんな?これから輝さんとご飯行くんだ。明日会えるだろ?」
そう言って、優星は私を抱きしめてくれた。
その温もりを忘れないよう、目を瞑った。
「また明日ね」
優星は、いつか家族のいる大阪に戻るだろう。
だから、今ある時間を
出来るだけ一緒にいたいの。
少しのワガママ。
でも、言うわけにはいかない。
結局、我慢しちゃう。
だって、優星に迷惑掛けられないもん。
.
