優星は突然、話し出した。
「なんか、家族っていいよな?」
優星は下を向いて話す。
悲しそうな目をして…
「俺の家族…一度バラバラになったんだ…」
私の家族は、両親が海外に仕事をしに行っているけど、そういう意味とは違うようだ。
「俺とお姉ちゃんは姉弟なのに、名字違うだろ?」
優星の話によると、先に芸能界に入ったのはお姉さん。
名字が違うのは、同じ芸能界で姉弟だということがバレないようにするため。
「あの時、家族内でかなり喧嘩したよ」
社長が直々に、お姉さんに交渉したらしい。
「でも、今は仲良いからさ…大丈夫だよ?」
仲が良くても、大阪にいる家族とは会えてないのに…
毎日会えることが当たり前な家族。
優星は、その当たり前が"芸能人"という職業に、奪われているのかもしれない…
そんな環境なのに、何でも前向きに考える優星。
そのポジティブに何度、勇気を貰っただろうか。
.
