明日、学校だから帰ることにした。 「あ、心配だからマネージャーに送ってもらって?」 優星の気が利くところ、好き。 「じゃあ、気をつけろよ」 「うん…」 寂しいよ… もっと一緒にいたいよ。 離れたくない。 でも、お互い学校と仕事だし… 仕方ないよね? 優星は明日からバレーボールの応援サポーターと、ミュージカル「SKY TO YOU」の稽古が始まる。 「優星。仕事頑張ってね」 「うん」 「俺は?」 そうだった… 健人くんの存在忘れてたかも… 「健人くんも」 慌てて、言い直した。 .