優星は私の肩を抱き寄せて
「花恋は俺の彼女だから」
何を考えているのだろうか…
「知ってるよ。それだけ?」
健人くんは怒っている。
私だって、健人くんの立場だったら怒る。
自慢?見せびらかし?ってね?
「健人。次からの3STARの曲の詩は、健人が書け!!」
「え、いいの?」
そういえば、この間…
詞を書いている優星を、羨ましそうに見ていた。
「ありがとう、優星」
本当に嬉しそう。
「じゃあ、これから2人の時間だから」
優星は健人くんを会議室から追い出したくて仕方がなさそう…
何故?
「健人くん。3STARの未来について優星話さなくていいの?」
嫌な予感がしたから、健人くんを引き止めた。
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